Thursday, September 14, 2006

中国歴史もの

反三国志。

一体何が「反」なのか。「三国志演義」に対して反なのだそうです。
気持ちがいいくらい劉備が勝ちまくります。吉川英治やその他のメジャーどころの三国志のみじめな姿はみられません。

でもこの本、所謂三国志演義の講談風に書き進められていて、ところどころで演義との比較をおもしろおかしく指摘してくれます。一回は三国志を読んだことがあるひとは、面白いんじゃないかなあ。

長いのを読むのが面倒な人は、陳舜臣の「小説十八史略」の三巻の終わりから四巻の冒頭にかけて三国時代について扱っているのでさっくりいわゆる「正史」を追うことができます。陳舜臣のが呂布やら曹操にいわせる「この大耳やろうが!」ってのが爆笑もんです。

ちなみにこの反三国志には安能務の三国志演義とセットで読むのがぴったりです。
#吉川英治の三国志はどうもつまらん。

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